はじめに
「転職したいと思って半年が経ってしまった」
「転職を考えているが漠然とした不安がある‥」
転職したいと考えているが実際の行動に移せていない20代の方は多いでしょう。
本記事では、20代が転職に踏み切れない理由を3つご紹介します。
最後まで読んでいただけると、自分のモヤモヤしている気持ちを言語化するきっかけになります!
さらに、転職に関する不安を解消する方法も解説するので、前向きな気持ちで転職に踏み出せるでしょう。
20代が転職に踏み切れない理由3選
20代が転職に踏み切れない理由を3つご紹介します。
理想の社会人生活を描いていたものの、なかなか思うような仕事ができず転職を考える方も多いでしょう。
その反面で仕事を辞めることに対して不安に思う方もいます。
漠然とした気持ちをお持ちの方向けに言語化しましたので、以下の3選をご覧ください。
- 周囲から反対される可能性がある
- 自分に向いてる仕事がわからない
- 転職を何から始めればいいかわからない
上記の3つで悩んでいる方がほとんどです。
納得した状態で仕事ができていれば問題ありませんが、迷いながら仕事をするのはつらいでしょう。
自分の気持ちをしっかり理解するためにも参考にしてください。
周囲から反対される可能性がある
転職に踏み切れない理由の1つ目は、周囲から反対される可能性があるためです。
両親や友達、同僚に転職しようか迷っていることを相談した際に、反対されるのではないかと不安に思っているため、転職に踏み出せない方がいます。
例えば両親から「せっかく新卒で入社できたのにもったいない」と言われる可能性があります。
両親はあなたのことを思っての発言ですが、言われた本人としては反対された気分になりますよね。
周囲のアドバイスをむげにできない方や、相手の立場を尊重できる優しい方によくある理由です。
自分に向いてる仕事がわからない
転職に踏み切れない理由の2つ目は、自分に向いてる仕事がわからないためです。
転職したいが、自分の強みが活かせる仕事が明確でない方は転職をためらいますよね。
自分に向いてる仕事は実際に働いてみないとわからないものです。
しかし、20代の方は仕事を始めたばかりで向き・不向きの実感がないでしょう。
そのため転職の気持ちはあるものの、現在の職場で勤務を継続する方もいます。
働き始めた人が一度は経験することなので必要以上に心配する必要はありません。
これからじっくり見つけていけば大丈夫です!
転職を何から始めればいいかわからない
転職に踏み切れない理由の3つ目は、転職を何から始めればいいかわからないためです。
転職が完了するまでの工程がわからないと行動のしようがありませんよね。
転職にかかる時間・お金・準備物など知っておくべき知識はさまざまです。
さらに自分が進むべき道がわからないと不安になります。
そのため、転職に一歩踏み出せない方もいるでしょう。
何事も最初は全員初心者です。
転職も例外ではありません。
あなたが特別劣っているわけではないので安心してください。
これからゆっくりと準備していけば問題ありません。
20代で転職するメリット3選
続いて、20代で転職するメリットを3つ紹介します。
転職しようか迷っている方は、20代でしかないメリットがあることを知っておきましょう。
以下のメリットは、学歴や経歴に関係なく20代であれば誰しもが持てるものです。
- 応募できる求人数が多い
- キャリアの選択肢が増える
- ポテンシャル採用してもらえる
自分の強みがないと感じている方も20代という年齢を武器にできることを覚えておきましょう。
応募できる求人数が多い
メリットの1つ目は、応募できる求人数が多いことです。
20代であれば年齢制限に引っかかることなく求人に応募できます。
企業も若い人材を求める傾向にあるため、20代は需要と供給がマッチしている状態です。
応募できる求人が多ければ、自分が理想とする企業に出会える確率は上がります。
そのため、自分の強みを活かした仕事に転職したり、ワークライフバランスが整った職種に転職できたりするでしょう。
しかし年齢を重ねると求人数は減少していきます。
長期勤続によるキャリア形成を図る観点から年齢制限を設ける企業もあります。
募集要項に長期勤続によるキャリア形成を理由に「35歳未満の方」と記載されていれば、そもそも応募ができません。
転職しようか迷っている20代の方は、今が絶好のチャンスです。
キャリアの選択肢が増える
メリットの2つ目は、キャリアの選択肢が増えることです。
20代であれば同業他社に転職し、これまでに経験したスキルをさらに磨くこともできます。
一方で新しい業界に挑戦し、未経験から実績を積むことも可能です。
自分の理想とする働き方を実現するきっかけにもなります。
上記のようにキャリア形成を図るうえで20代は選択肢がたくさんある状態です。
20代の方は、キャリアを選択する余地があることを理解しておきましょう。
ポテンシャル採用してもらえる
メリットの3つ目は、ポテンシャル採用してもらえることです。
現在の実力では難しくても、将来成長してくれる見込みがあることを理由に採用してくれます。
20代で経験豊富な方は少ないため、経験不足が許されるタイミングとも言えます。
そのため、現時点で何かを成し遂げた必要や実績はなくても転職可能です。
もちろん営業部で好成績を収めた方などは、アピールポイントとして面接で利用できるでしょう。
しかし、20代であればこれから30代、40代と成長してく可能性が大きいため、ポテンシャルで判断してくれる企業があります。
20代が抱える仕事の不安4選
本章では、20代で転職を考えている人がどういった不安を抱えながら仕事をしているのか具体的に解説していきます。
20代共通の悩みを理解しておくことで、自分だけが不安な気持ちを抱えているわけではないことを知ってください。
不安な気持ちのまま仕事をするのは大変です。
気持ちを軽くして、仕事に向き合えることを祈っています。
勤務先の将来が心配
仕事の不安の1つ目は、勤務先の将来が心配であることです。
来年も勤務先が存続しているかわからないと働く側としては不安ですよね。
自分が定年するまでに企業の存続が確定していれば安心して働けます。
しかし、社会情勢や売上によっては倒産する可能性はおおいにあります。
大企業でも倒産するリスクはあり、2008年9月のリーマン・ブラザーズ証券株式会社の倒産はリーマンショックと呼ばれ記憶にも新しいです。
さらに自分が就職した業界が斜陽産業であれば尚更でしょう。
現在勤めている会社の将来に対する心配は従業員であれば一度は考えることです。
そのため、自分だけが不安な気持ちを抱えているのではないかと考えすぎる必要はありません。
思っていた仕事と違う
仕事の不安の2つ目は、思っていた仕事と違うことです。
新卒で入社したものの自分が考えていた仕事ではなかったり、実際に働いてみることで理想と異なったりすることがあります。
もちろん仕事である以上、上司から指示された命令に従う必要はあります。
しかし、心の底で違和感を覚えると、次第に不安として大きくなっていくでしょう。
ジョブローテーションが頻繁に行われる企業であれば数年後に配属先が代わり、気分新たに勤務できます。
一方で規模の小さい企業や人材不足の企業は、必ずしも異動できるとは限らないため不安はますばかりでしょう。
経営方針や人材配置の都合上、全員の希望を聞くことは難しいです。
そのため、どうしても一部の従業員から不満の声が生まれます。
自分だけではなく周りも同じ気持ちであるため安心してください。
人間関係がうまくいかない
仕事の不安の3つ目は、人間関係がうまくいかないことです。
人間関係は、気持ち良く働くために欠かせない要素の1つです。
なんでも相談できる人や信頼できる先輩がそばにいてくれたら働きやすい環境ですよね。
しかし、企業は多くの人が集まって形成される組織です。
育ってきた背景や価値観は全員違います。
そのため、どうしても自分の価値観と合わない人が発生します。
これは、あなたが悪いわけではありません。
無条件で気が合う人がいれば、同じ数だけ無条件で腹が立つ人もいます。
自分の振る舞いや考え方が間違っているわけではないため、心配しないでください。
厚生労働省が発表したデータによると対人関係における不安や悩み、ストレスを感じる20代は27.2%です。
全体平均が26.2%であるため、2つを比較すると人間関係に悩んでいる20代が多いことがわかります。
上記の調査から自分1人が悩む必要はなく、日本全体の課題であると認識しておきましょう。
参照データ
厚生労働省https://www.mynavi.jp/news/2024/02/post_40975.html
同級生と比較して休み・給与が少ない
仕事の不安の4つ目は、同級生と比較して休み・給与が少ないことです。
同級生の年間休日や年収は気になりますよね。
お酒の席や会話する中である程度予想できるでしょう。
そこで自分と比較してしまい、自分より条件が良い場合は不安になります。
さらに20代であれば結婚・出産する人も増えてきます。
おめでたい話ですが、その反面で自分の労働条件を振り返って、このままで大丈夫なのか考えることもあるでしょう。
年間休日や年収は今日明日で変わるものではありません。
それがさらに不安を加速させますが、突然下がることもないため安心してください。
マイナビ転職の調査によると正社員800名に「現在の給与年収に満足していますか?」と質問したところ、満足していないと回答した人の割合は合計で48.4%でした。
約半数の人が現在の給与に満足していないため、不安に思っているのはあなただけではないことがわかります。
参照データ
転職の不安を解消する方法3選
転職の不安を解消する方法もお伝えしておきます。
不安を抱えたままでは転職に踏み出す勇気はでないでしょう。
人によって解決方法は異なる点には注意してください。
自分の価値観に合うものや自分でもできそうと感じるものから挑戦してみましょう。
転職経験者に相談する
不安を解消する方法の1つ目は、転職経験者に相談することです。
職場の先輩や大学の同級生などに転職経験のある方がいれば、自分が不安に思っていることを相談してみましょう。
転職経験者の方も同じ悩みを抱えた末に解決している可能性があります。
全く同じ状況ではないにしても、不安を解消する糸口が見つかるかもしれません。
解決するのに即効性はなくても希望の光が見えれば前向きな気持ちにもなれます。
身近に転職経験者がいる方は、一度相談してみましょう。
とりあえず行動してみる
不安を解消する方法の2つ目は、とりあえず行動してみることです。
転職は動くことで見えてくる景色があります。
そのため、まずは一歩踏み出してみることをおすすめします。
求人サイトを見ることでも、自分が理想とするキャリアを設計することでも構いません。
遠くから見た富士山は高くて登れないと感じても、いざ準備して近くまで行ってみると登れそうと感じるかもしてません。
なぜなら、道が整備されていたり、ガイドしてくれる人がいたりと険しい道をサポートしてくれる人がいるからです。
転職も同じです。
自分から行動を起こすことで助けてくれる人が現れます。
転職エージェントに相談する
不安を解消する方法の3つ目は、転職エージェントに相談することです。
転職のプロが、自分に合う企業を無料で紹介してくれます。
さらに、書類対策や面接対策と1人の担当者が内定獲得するまでそばにいてくれるため安心できます。
あらかじめ条件を伝えておけば、自分の理想に沿った提案が可能です。
例えばワークライフバランスを大切にしたい方向けには、年間休日が多く有給消化率が高い企業を紹介してくれます。
反対に避けたい要素も伝えておけばより希望に近づきます。
「営業はしたくない」や「転勤はしたくない」など決まっている要素があれば最初に伝えておきましょう。
自分1人で転職するのに不安を感じる方は、ぜひ転職エージェントに登録して相談してください。
さいごに
本記事では、20代が転職に踏み切れない理由と転職の不安を解消する方法を解説してきました。
勤務先の将来や人間関係と働くうえで悩みを抱える人は多いでしょう。
悩みや不安を抱えたまま転職すると、転職先でも同じ結果になる可能性があります。
そのため、転職経験者に相談したり、とりあえず行動してみたりしましょう。
何か行動を起こすことで解決のきっかけが生まれることがあります。
とくにおすすめなのが転職エージェントです。
転職のプロが無料で自分に合う企業を紹介してくれたり、相談に乗ってくれたりします。
自分では経験が浅く、不安に感じていることもしっかり解消してくれるでしょう。
本記事が20代で転職に関する不安を抱えている人の助けになれば幸いです。
3回の転職を経験し現在はWebライターとして活動中です。
趣味は短歌を詠むこと。
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