転職活動の進め方完全マニュアル|在職中に両立させるコツを内定者が解説

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はじめに

仕事をしながら転職活動をした結果、途中で挫折した経験はありませんか?

私自身、これまで3回の転職経験がありますが、働きながらの転職活動はスケジュール調整や体力、精神的な面でも大変です。

しかし、両立させるコツを勉強したおかげで納得のいく転職活動となりました。

本記事ではそんな私がどうやって転職活動を成功させたのか、その秘訣と合わせてお伝えします。

とは言っても、「いきなり言われても行動するのは難しい」という方が多いと思います。

そんな方のために、1から10までわかりやすく解説していきますので安心してください。

転職活動の進め方と一般的な流れ

転職活動の一般的な進め方は、「事前準備」「書類作成と応募」「面接対策」「内定獲得」の4つのステップです。

活動期間は人によって異なりますが、事前準備から内定獲得まで約3ヶ月掛かる点を想定しておきましょう。

転職活動の一般的な進め方と各ステップごとに掛かる期間の参考例

事前準備 約1週間
書類作成と応募 約2週間
面接・面接対策 約4〜5週間
内定獲得 約4〜6週間

何から始めるか迷っている人は、下記の順番で取り組んでみてください。

事前準備

転職活動を始める際は、まず事前準備を整えることからスタートします。

しっかり対策しておくことで企業に対してより良いアピールができるでしょう。

・転職活動の軸を設定する
転職活動すると決めたらまずは軸を決めましょう。

自分は将来どういう人間になりたいのかを明確にすることが大切です。

この軸が仕事探しや面接での受け答え、企業選びなどすべてのフェーズで必要な要素となります。

この軸が決まらなければいつまで経っても内定が獲得できません。

転職活動は長期化するとモチベーションの維持、管理が大変です。内定が得られたとしても、軸が明確でないため、またすぐに「転職したい…」という事態が生じてしまいます。

・転職活動のスケジュール作成
軸が決まったらスケジュールを作成します。

終わりの見えない転職活動は苦しいので可視化するためにも非常に有効です。

自分の活動が予定より進んでいるのか、もしくは遅れているのかを判断するために役立ちます。

・自己分析
自分の強みや転職先の企業で活かせるスキルについて、これまでの経験から棚卸しをします。

おすすめの方法は自己分析ツールを使用することです。

新しい自分が発見できれば最高ですし、自己認識と結果が同じなら自信を持って面接に挑めます。

・情報収集
転職先の企業を探す方法は「転職サイト」「ハローワーク」「企業ホームページ」と多岐に渡ります。

とくに興味のある業界は複数のサイトを調べておくことで、求められている人材の共通点を見つけられます。

また自分がいいなと思った企業の年収と業界の相場とで比較することも可能です。

書類作成と応募

次に書類作成が苦手で、つまずきやすい人向けにポイントをまとめました。

・履歴書を作成する時のポイント
履歴書を作成する際は時間がある時に行いましょう。

履歴書は面接官が最初に見るもの、つまりあなたと企業のファーストコンタクトとなる大事な書類です。

書類に誤字脱字や必要事項の記入が漏れていたら、印象が悪くなります。

どれだけその企業で働きたくてもアピールする前に落とされてしまいます。

また、応募したい企業がフォーマットの指定をしているかチェックしておきましょう。

指定があるにもかかわらず市販のもので提出してしまうと「求人要項を読んでいない」と、一瞬で判断されマイナスにしかなりません。

・職務経歴書を作成する時のポイント
職務経歴書ではこれまでどういった業務に携わってきたのかを記載します。

実績がある人は積極的に数字を使ってアピールしましょう。

(例)
「営業を頑張りました。」
「営業部で成績1位を3ヶ月連続で獲得するために〇〇な努力をしました。」

前者より後者の方が、説得力があります。また、あなた自身の頑張りが面接官に伝わりやすくなるでしょう。

・応募する時のポイント
応募する時は必ず募集要項を確認しましょう。

求人サイトは魅力的な情報がたくさん載っています。

素直にいいなと思って応募してしまうと危険です。

例えば営業経験1年以上や簿記二級の資格が必須などが応募条件に含まれる場合があります。

ただ、どうしても就職したいという強い意志をお持ちの方であれば応募するのもアリです。

応募して運よく選考が進めばラッキー程度に捉えておきましょう。

ポテンシャル採用や熱量に心動かされる面接官もいるかも知れません。

面接対策

面接は転職で避けては通れない大事な試験です。

書類選考が通過しても面接で落選してしまうことは大いにあります。

また、当日の緊張や臨機応変な対応が求められることから、「面接は苦手…」という方は多いでしょう。

そこで以下ではよく聞かれる質問と、イレギュラーな質問例とその回答のポイントについてお伝えします。

・よく聞かれる質問
よく質問されるのは「志望動機」「自己PR」です。

面接当日までに自分の中で回答を決めて、スラスラ言えるように練習しておきましょう。

本番は緊張もあり、普段のように話すことが難しくなります。

できるだけ普段の自分に近い状態で面接官に思いが伝えられると後悔のない面接になるでしょう。

練習段階から緊張感のある場で準備しておくことも、当日の緊張に打ち勝つために大切です。

・イレギュラーな質問
面接では求職者の瞬発力や柔軟性を見極める1つの方法にイレギュラーな質問があります。

例えば「あなたを漢字一文字で表現してください」と正解がわかりにくいものが多いです。

そんな時焦って回答するよりも一呼吸置いて自分の素直な気持ちで話し始めてください。

考えが整理されていない内に話し出すと矛盾している表現や、何が言いたいのか不明な回答になります。

内定獲得

内定獲得の段階まで来れば転職活動は大詰めです。

内定通知は何度受けても嬉しいものですが、最後まで気を抜かずにいきましょう。

・退職までの流れ
面接を乗り越え内定が獲得できたら退職の準備しましょう。

まずは現職の会社に退職したい旨を申告します。会社ごとに退職の流れは異なりますので、上司や就業規則より確認しておきましょう。

・入社準備
入社日が決まったら準備を開始します。

入社時に必要な書類を確認しておきましょう。

一般的には「雇用保険被保険者証」「源泉徴収票」「年金手帳」が挙げられます。こちらも企業により異なりますので注意してください。

【年代別】転職活動の進め方のポイントを解説

転職活動は年齢で求められるものが大きく異なります。

異なった年齢の対応をしてしまうと大きなマイナスになり、もったいないですよね。

実際にどの点に気をつける必要があるのか年代別にまとめたので参考にしてください。

20代の転職活動の進め方のポイント

20代の場合は基本的なビジネスマナーはもちろんのこと、入社後にどんな人物になりたいかが問われます。

新卒採用と同じ気分で面接に望むとあっさり落とされるので注意しましょう。

また、年齢が若い層に対してポテンシャル採用をしている企業が多いので、未経験でも転職しやすいです。

異業界への転職を考えている人は20代のうちに転職を検討しましょう。

30代の転職活動の進め方のポイント

20代と比べてポテンシャルでの採用は難しくなります。

しかし、これまで培ってきたスキルや経験を即戦力として上手く伝えられれば、入社したい企業からの内定獲得率が高まります。

諦める前にしっかり自己分析し、その企業でどのように活躍できるのかをアピールしましょう。

40代の転職活動の進め方のポイント

40代では求人自体が少なくなります。

それに加えて豊富な知識や専門性、マネジメント能力が求められます。

20代、30代と比べて求められる条件が厳しくなるのは確実です。

その分自分の転職活動の軸やなりたい姿は明確に描いておきましょう。

転職活動と仕事を両立させるコツ

転職活動と仕事の両立は大変です。

転職活動はいつ終わるか不明ですし、繁忙期に突入すると活動はおろそかになりがちです。

転職活動と仕事を上手く進行させつためのコツを紹介するので、参考にしてください。

ゴールを設定しておく

限られた時間の中で活動するためゴールを設定しておきましょう。

月収が30万円の企業なのか、年間休日が125日ある企業に転職したいか、ここは人によって異なります。

これなら後悔しないと思えるものを設定します。

そのためには、将来自分のなりたい姿やライフ・キャリアプランなど多角的な要素からゴールを設定することが大切です。

転職活動のスケジュールを管理・把握する

スケジュールを管理・把握しておかないと転職活動が上手くいっているのか判断できません。

また仕事終わりに取り組むのか、土日の休みを活用するのかで転職するまでの期間にも違いが出てきます。

スケジュールを作成し定期的に見直しながら活動することで、設定したゴールから離れることはありません。

転職エージェントを利用する

転職エージェントに自分の希望を伝えておくことで、理想に近い企業を紹介してくれます。

企業を探す手間が省けた分、準備や面接の練習に時間を割きましょう。

また、担当者からあなた専用のアドバイスがもらえます。

自分の強みや改善点を理解したうえで転職活動に励みましょう。

現職に迷惑をかけない

転職活動をしているだけで、内定承諾に至るまでは実際に転職したわけではありません。

現職での仕事もきっちりこなしましょう。

例えば「勤務時間中は転職サイトを見ない」や「休日に一気に活動する」など自分の中でルールを設けておくと、メリハリが生まれます。

転職活動の進め方Q&A

転職活動をする上でよくある質問をまとめたので参考にしてください。

実際、私自身も転職活動中に頻繁に悩んでいたことを取り挙げました。以下で1つ1つ見ていきましょう。

Q.転職活動は何から始めればいいですか?

A.まずは転職活動の軸を決めましょう。

年収をアップさせたいのか、残業を減らしたいのかで方向性が大きく変わります。

他には将来どんな生活を送りたいかを想像することも一歩目としてオススメです。

Q.未経験の職種に挑戦したいです。まずは勉強や専門のスクールに通うべきですか?

A.勉強をする前に、まずは求人の募集要項を確認しましょう。

未経験歓迎であれば問題ありません。

入社後に研修が用意されている、もしくは実際に勤務しながら学んでいく形になるでしょう。

いきなり勉強しても、どこまでの知識・スキルが必要なのかがわかっていないと非効率な作業になり、かえって転職が遠のいてしまいます。

募集要項を確認してから勉強を始めても遅くはありません。

Q.転職活動の期間を短くしたいです。何かコツはありますか?

A.転職活動の軸を決めましょう。

仮に内定を獲得できても「もっと条件の良い企業があるのではないか」と終われず長期化します。

ほかには転職エージェントを活用するのはいかがでしょうか?

プロの力を借りることでスムーズに活動できます。

Q.在籍期間が短いと不利になりますか?

A.短いとすぐに辞めてしまうと思われる可能性はあります。

入社後どれだけ活躍できるかをアピールしてください。

そして、あなた自身が持っているスキルや知識を伝えることで、面接官の不安を払拭してあげましょう。

Q.現職が忙しいため準備や企業を探す時間がありません。

A.こちらの悩みは多くの人が抱えているのではないでしょうか。

私自身、電車通勤の時やお昼休憩などの隙間を有効活用しました。

ほかには有給を使い1日に面接を集中させることもしていました。

まとめ

転職活動と仕事の両立は精神的にも体力的にも一筋縄ではいかないことが多くて大変です。

しかし、1つずつクリアすれば成功へと導けます。

まずは将来どんな生活をしたいのか、何の仕事をしたいのか、転職活動の軸を決めることから始めてください。

そのほか、本記事では働きながら転職活動を上手く進めるための方法を網羅的に解説しているので、ぜひ転職活動の手引きとしてお役立てください。

在職中で忙しい方であっても、要点を押さえて納得のいく転職活動を行いましょう。

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