はじめに
「今の営業職、嫌いじゃないけれど、目標に追われる毎日に疲れた……」
「落ち着いて働きたいけど、事務職に転職したら自分の価値がなくなりそう」
20代のあなたは今、仕事と将来の間で心が揺れ動いているかもしれません。
とくに、営業職で培った経験を活かしつつ、新しい働き方を模索する中で事務職という選択肢が魅力的に映ります。
しかし、事務職への転職は簡単な道ではありません。
人気の職種ゆえに競争率は高く、未経験からの挑戦となると「どうすれば内定を勝ち取れるのか」と不安に感じるのも当然です。
この記事では、あなたの悩みを解決し、事務職への転職を成功させるための転職エージェントの選び方を徹底解説します。
エージェント紹介に留まらず、「営業職の経験を事務職で最大限に活かす方法」や「エージェント担当者を味方につける具体的なコミュニケーション術」まで、あなたのキャリアチェンジを強力に後押しする情報が満載です。
私自身、これまでに3回の転職を経験し、プロのライターとして数多くのキャリア記事を執筆してきました。
事務職への転職を成功させるには、適切なエージェント選びと賢い活用が必要です。
簿記2級の知識も活かし、事務職のリアルな情報もお伝えします。
この記事を読み終える頃には、あなたは自信を持って理想の事務職への第一歩を踏み出せるはずです。
さあ、一緒に自分らしい働き方を見つけに行きましょう。
事務職への転職はエージェント選びで勝敗が決まる理由
事務職への転職を考える際、まず理解しておくべきは競争倍率の高さです。
厚生労働省が公表した「一般職業紹介状況(令和6年2月分)について」によると、事務職の有効求人倍率は0.51倍と低い数値です。
これは1人の採用枠に対して2〜3人しか応募がないことを意味するのではありません。
むしろ「求職者数に対して求人数が少ない」という厳しい現実を示しています。
つまり、1つの事務職のポジションを巡って、時には数十人、数百人もの応募者が殺到する狭き門なのです。
そのため個人が求人サイトから応募するだけでは、書類選考を突破するのは難しいでしょう。
そこで重要になるのが転職エージェントの存在です。
転職エージェントは、一般には公開されていない非公開求人を多数保有しています。
企業が非公開で求人を出すのは、公募すると応募が殺到しすぎて選考に手間がかかる、あるいは特定のスキルや経験を持つ人材をピンポイントで採用したいといった理由があるからです。
隠れ優良求人にアクセスできるのは、エージェントを利用する最大のメリットになります。
また、エージェントはあなたの職務経歴書や履歴書を、企業が求める形式に合わせて最適化するサポートもしてくれます。
とくに事務職では正確性やサポート意欲といった要素が重視されますが、これらを効果的にアピールする方法を知っているのはプロのエージェントならではです。
さらに、面接対策では、事務職特有の質問への対応やあなたの営業経験を事務職でどう活かせるかを具体的に言語化する手助けをしてくれます。
このように、転職エージェントは、事務職への転職という高倍率の戦いを勝ち抜くための最強の味方になります。
参考:一般職業紹介状況(令和6年2月分)について|厚生労働省
事務職に強いエージェントを見極める4つの基準
事務職に強い転職エージェントと一口に言っても、その特徴はさまざまです。
あなたの現在の状況や目指すキャリアによって、最適なエージェントは異なります。
本章では、主要なエージェントを4つのタイプに分け、それぞれの特徴と選び方の基準を解説します。
① 正社員・未経験ルート:ポテンシャル重視のエージェント
「未経験から正社員の事務職を目指したい」という方には、20代の若手や第二新卒のポテンシャルを重視するエージェントがおすすめです。
これらのエージェントは、経験よりもあなたの意欲や人柄、基本的なビジネススキルを評価してくれる企業とのパイプが太い傾向にあります。
とくに、研修制度が充実している企業や長期的な育成を前提とした求人を紹介してくれます。
おすすめエージェントの例
マイナビジョブ20’s:20代専門の転職エージェントで、未経験OKの求人が豊富です。丁寧なカウンセリングとサポートが特徴です。
ハタラクティブ:フリーターや第二新卒など、若年層の未経験転職に特化しています。人柄重視の求人を多く扱っています。
第二新卒エージェントneo:エージェントは全員が20代で転職を経験しています。「私もそうでした」と寄り添うスタイル。
株式会社日本若者転職支援センター:幅広い求人を揃えつつ、事務職への転職に強みがあります。
② 専門事務ルート:資格や専門知識を活かすエージェント
簿記や社会保険労務士、行政書士などの資格を活かして専門性の高い事務職を目指したい方には、特定の分野に特化したエージェントが有効です。
これらのエージェントは、専門知識を持つキャリアアドバイザーが在籍しており、業界の動向や求められるスキルについて深い知見を持っています。
高単価な求人やキャリアアップに繋がるポジションを見つけやすいのが特徴です。
おすすめエージェントの例
MS-Japan:経理・財務、人事、法務、会計事務所などに特化した転職エージェントです。専門職の非公開求人を多数保有しています。
ジャスネットキャリア:経理・会計・税務分野に特化しています。公認会計士や税理士の転職支援実績も豊富です。
③ 派遣・紹介予定派遣ルート:まずは経験を積みたい人向け
「まずは事務職としての実務経験を積みたい」「ワークライフバランスを重視したい」という方は、派遣や紹介予定派遣に強いエージェントが適しています。
紹介予定派遣であれば、一定期間派遣として働いた後、企業とあなたの合意があれば正社員として雇用されるチャンスがあります。
未経験から事務職への足がかりを掴むには非常に有効な選択肢です。
おすすめエージェントの例
アデコ:世界最大級の人材サービス企業で、派遣求人が豊富です。外資系やグローバル企業の事務職にも強いです。
テンプスタッフ:幅広い業界・職種の派遣求人を扱う大手です。福利厚生やサポート体制も充実しています。
④ 大手総合型ルート:圧倒的な求人数で選択肢を広げる
「まずは幅広い求人を見てみたい」「どんな事務職があるのか全体像を把握したい」という方には、大手総合型のエージェントがおすすめです。
これらのエージェントは、業界・職種を問わず膨大な数の求人を保有しており、多くの選択肢の中から自分に合ったものを見つけやすいのが特徴です。
複数のエージェントを併用する際も、まずは総合型に登録して全体感を掴むのが良いでしょう。
おすすめエージェントの例
リクルートエージェント:国内最大級の求人数を誇る総合型エージェント。あらゆる業界・職種の求人に対応しています。
doda:リクルートエージェントに次ぐ求人数を持つ総合型エージェント。転職サイトとエージェントサービスを併用できるのが魅力です。
営業職から事務職を目指す人が絶対に外せないエージェントの条件
営業職から事務職へのキャリアチェンジは一見すると畑違いに見えるかもしれません。
しかし、あなたの営業経験は事務職で強力な武器となります。
重要なのは、あなたの経験を事務職で活かせるスキルとして言語化し、エージェントに理解してもらうことです。
そのためには、以下の2つの条件を満たすエージェントを選ぶことが不可欠です。
営業経験を事務の強みに変換してくれるか
多くの転職希望者が「営業経験しかないから事務は無理かも」と考えがちです。
しかし、これはあなたの視野が狭いだけです。
営業職で培った「顧客のニーズを汲み取る力」「目標達成に向けた計画性」「社内外との調整力」などは、事務職において価値の高いスキルとなります。
たとえば、営業担当者のサポートをする事務職であれば、営業の苦労や必要な資料を先回りして察知できる能力は重宝されます。
優秀なエージェントの担当者は、あなたの営業経験を営業として捉えるのではなく、事務職で求められる「正確性」「段取り力」「コミュニケーション能力」といった要素に変換してくれます。
面談の際に、あなたの営業経験について深く掘り下げ、事務職でどのように貢献できるかを一緒に考えてくれる担当者を選びましょう。
求人を紹介するだけでなく、あなたのキャリアの可能性を広げてくれるパートナーを見つけることが重要です。
座ったままの営業という視点での提案があるか
事務職と聞くと、デスクワーク中心でルーティン業務が多いイメージがあるかもしれません。
しかし、事務職の中には、営業経験が直接的に活かせる職種も存在します。
たとえば、営業事務やカスタマーサクセスなどは、顧客対応や営業部門との連携が密接であり、あなたのコミュニケーション能力や課題解決能力が存分に発揮できるでしょう。
もし優秀なエージェントなら、あなたの営業経験を聞いたうえで「営業事務やカスタマーサクセスといった、より顧客接点のある事務職も視野に入れてみませんか?」といった提案をしてくれます。
これはあなたのキャリアを深く理解し、最適なマッチングを考えてくれている証拠です。
一般事務に限定せず、あなたの強みを最大限に活かせる座ったままの営業とも言える事務職の選択肢を提示してくれるエージェントを選びましょう。
以下の記事も参考に、営業経験を事務職で活かす具体的なヒントを得てください。

【2026年最新】事務職転職でおすすめのエージェント11選
ここでは、前述のタイプ別基準を踏まえ、事務職への転職に強いと評価されるエージェントを厳選してご紹介します。
各エージェントの特徴を比較表で分かりやすくまとめましたので、あなたの状況に合ったエージェント選びの参考にしてください。

転職エージェントをあなたのファンにする魔法のトークスクリプト
転職エージェントを利用する際、多くの人は求人を紹介してもらう側という受け身の姿勢になりがちです。
しかし、エージェントも人間であり多くの求職者を抱えています。
その中で「この人を優先的にサポートしたい」「この人ならきっと良い企業に巡り合える」と思わせることで、あなたの転職活動は格段に有利に進みます。
ここでは、エージェントをあなたのファンにするための魔法のトークスクリプトをご紹介します。
多くの求職者の中で「優先的に紹介したい」と思わせるコツ
エージェントの担当者は企業から「こういう人材が欲しい」というオーダーを受けています。
あなたの希望を伝えるだけでなく、「自分がいかに企業のニーズに応えられるか」を具体的に示すことが重要です。
そのためには、以下の3つのポイントを意識して会話を進めましょう。
1. 明確な転職軸がある
「なぜ事務職なのか」「どんな事務職を目指しているのか」を具体的に伝えましょう。
「営業職が嫌だから」といったネガティブな理由だけでなく、「営業で培った調整力を活かして、社内の業務効率化に貢献したい」といったポジティブな動機を伝えることが大切です。
曖昧な転職軸は書類選考で落とされる代表例です。
2. 具体的な貢献意欲がある
「入社したら、〇〇のスキルを活かして、〇〇の業務で貢献したい」といった具体的なイメージを伝えましょう。
たとえば、「営業資料作成の経験があるので、事務職として資料作成のスピードと質を高めたい」など、あなたの経験が企業にとってどのようなメリットになるかをアピールします。
入社後の姿を想像させることで内定の獲得率はグッと上がります。
3. 素直さと謙虚さを持ち合わせている
未経験の分野に挑戦する姿勢として、素直に学ぶ意欲があること、そして謙虚にアドバイスを受け入れる姿勢を示すことも重要です。
エージェントはあなたの成長をサポートしたいと考えています。
彼らのアドバイスを真摯に受け止め、積極的に行動することで、信頼関係を築くことが可能です。
初対面で伝えるべき一言
エージェントとの初回の面談はあなたの印象を決定づける機会です。
ここで、あなたの熱意とポテンシャルを効果的に伝える一言を準備しておきましょう。
「営業で培った〇〇のスキルを活かして、現場を支えるプロの事務になりたいです」
この一言には、あなたの営業経験と事務職への熱意、具体的な貢献意欲が凝縮されています。
〇〇の部分には、あなたの営業経験で自信のあるスキル(例:顧客折衝力、課題解決力、資料作成力など)を入れましょう。
エージェントはあなたの強みを理解し、適切な求人を紹介しやすくなります。
NGな伝え方
一方で、エージェントに「サポートしにくいな」と思わせてしまうNGな伝え方もあります。
とくに注意すべきは、以下の点です。
「楽そうだから事務がいいです」は即アウトです。
事務職は決して楽な仕事ではありません。
責任感、正確性、細やかな気配りなど、多くのスキルが求められます。
安易な気持ちで事務職を希望していると受け取られると、エージェントはあなたに合った求人を見つけるのが難しくなります。
事務職への具体的な興味やなぜ事務職で働きたいのかなどポジティブな理由を明確に伝えてください。
事務職に転職するための裏ワザ
事務職転職を成功させるための裏ワザを特別にご紹介します。
これらを活用することで、あなたの転職活動は有利に進むでしょう。
履歴書にある資格欄の書き方
簿記やMOSがなくても「取得に向けて勉強中」と書くことが大切です。
事務職への転職において、簿記やMOS(Microsoft Office Specialist)などの資格は確かに有利に働きます。
しかし、「まだ資格を持っていないから書くことがない」と諦める必要はありません。
もし現在、これらの資格取得に向けて勉強しているのであれば、履歴書の資格欄に「簿記3級 取得に向けて勉強中(〇年〇月取得予定)」のように記載しましょう。
これは、あなたの学習意欲と向上心をアピールする絶好の機会です。
企業は入社後も自ら学び、成長しようとする人材を高く評価します。
とくに未経験からの転職では、現時点でのスキルだけでなく、将来性やポテンシャルを示すことが重要です。
ただし、あくまで「取得に向けて勉強中」であるため、面接で進捗状況を聞かれた際に具体的に答えられるように準備はしてください。
エージェントにあなたから逆提案する
「〇〇業界の営業経験があるので、その業界の営業事務なら即戦力になれます」と自分から売り込んでください。
転職エージェントは、あなたの希望を聞いて求人を紹介してくれますが、時にはあなたから「こんな求人はないですか?」と積極的に提案することも有効です。
とくに、あなたの営業経験を活かせる業界の事務職であれば、即戦力として採用される可能性が高まります。
たとえば、あなたがIT業界の営業経験があるなら、「IT業界の営業事務であれば、業界知識があるのでスムーズに業務に入れます」と伝えてみましょう。
これにより、エージェントはあなたの強みをより深く理解し、通常の事務職求人では見つからないような、あなたにぴったりの求人を探してくれます。
あなたから積極的にアピールすることで、エージェントとの連携も深まり、より質の高いサポートを引き出せます。
よくある質問(FAQ)
Q: 30代未経験でも事務職になれる?
A: 30代未経験からの事務職転職は20代に比べて難易度が上がりますが、不可能ではありません。
重要なのは、これまでの職務経験を事務職でどう活かせるかを具体的にアピールすることです。
たとえば、営業で培った「顧客管理能力」や「スケジュール調整能力」は、事務職でも大いに役立ちます。
また、簿記やMOSなどの資格取得に向けて勉強を始めるなど、具体的な行動を示すことで、企業への熱意とポテンシャルをアピールできます。
未経験者向けの研修が充実しているエージェントや紹介予定派遣を活用するのも有効な手段です。
Q: 地方でも事務職の求人はある?
A: 地方でも事務職の求人は存在しますが、都市部に比べて求人数が少ない傾向にあります。
地方での転職を成功させるためには、地域に特化した転職エージェントや地元のハローワーク、Uターン・Iターン転職支援サービスなどを積極的に活用することが重要です。
また、リモートワーク可能な事務職や専門性の高い事務職(医療事務、介護事務など)は、地方でも比較的求人が見つかりやすい傾向にあります。
柔軟な視点で求人を探し、複数の情報源を組み合わせることで、地方での事務職転職の可能性を広げられます。
Q: エージェントは複数登録したほうがいい?
A: はい、転職エージェントは複数(2〜3社程度)登録することをおすすめします。
複数のエージェントを利用するメリットは以下の通りです。
求人の選択肢が広がる
エージェントごとに保有している求人が異なります。
複数登録することでより多くの優良求人に出会える可能性が高まります。
担当者との相性を比較できる
キャリアアドバイザーとの相性は転職活動の成功に大きく影響します。複数のエージェントを比較することで、あなたに合った担当者を見つけやすくなります。
情報収集の幅が広がる
エージェントから得られる業界情報や企業情報は、あなたの転職活動に役立つ貴重な情報源となります。
ただし、あまりにも多くのエージェントに登録しすぎると、連絡のやり取りが煩雑になる可能性もあります。
まずは2〜3社に絞り、それぞれのサービスを最大限に活用することから始めてください。
まとめ:理想のライフスタイルは正しいパートナー選びから
事務職への転職は職種変更ではありません。
あなたの働き方、ひいては人生の質を向上させるための大きな一歩です。
営業職として培ってきたあなたの経験は、事務職という新しいフィールドで活かせます。
重要なのは、あなたの価値を正しく理解し、最適な形で企業にアピールしてくれる「正しいパートナー」、つまり転職エージェントを見つけることです。
この記事でご紹介したエージェント選びの基準や担当者をあなたのファンにするトークスクリプト、そして裏ワザを活用することで、あなたは高倍率の事務職転職を有利に進められます。
理想のライフスタイルを手に入れるための第一歩は、今この瞬間から始まります。
まずは、気になるエージェントに2〜3社登録し、非公開求人を覗いてみてください。
あなたの新しいキャリアを心から応援しています。
GWを有効活用したい人はこちらの記事もご覧ください。


はじめまして
滋賀県在住の30歳です。
大手企業からベンチャー企業まで幅広く転職してきた知見を活かし、20代で転職に迷っている方をサポートしています。

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